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文献詳細

雑誌文献

臨床検査12巻4号

1968年04月発行

文献概要

技術解説

PBI測定法の簡易化

著者: 村井哲夫1 小林一二美2 玄番昭夫3

所属機関: 1順天臨床病理学教室 2順大中央検査室 3群大中央検査室

ページ範囲:P.247 - P.251

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はじめに
 甲状腺機能検査法としてタンパク結合ヨウ素(PBI)の診断的価値が高いことは認められているが,測定手技の複雑なこと,特殊な設備,器具の必要なこと,測定所要時間の長いことなどの理由からまだ臨床側の要求に充分に答えているとは考えられない。そこで私達はPBI測定に関して測定手技の簡易化と時間の短縮を計る目的でFarrell5)らによるPBI迅速測定法について改良を加え検討し,従来の方法と比較したのでその成績を報告する。アンバーライトIRA−400(C1型)による血清無機ヨウ素の除去,およびクロム酸湿性灰化法による成績の変動を検討し,Barker1)らのアルカリ灰化法によるPBI測定成績と比較した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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