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文献詳細

雑誌文献

臨床検査12巻4号

1968年04月発行

文献概要

講座 臨床生理学講座Ⅵ

脳波<6>—正常脳波と異常脳波

著者: 吉井信夫12

所属機関: 1慶大医学部脳神経外科 2中検脳波教室

ページ範囲:P.257 - P.264

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 記録している脳波が正常なものであるか,異常であるかを知ることは大変重要である。と云うのは異常らしい諺が出てきたときには,それが本当に異常波なのか,患者の状態の変化(例えば,睡眠などによる意識の変化)によるものなのか,雑音のためかを見分けなければならないからである。そのために正常な脳波がどんなものであるか,それが患者の状態の変化によってどの様に変わるかの知識がなければ良い脳波記録を得ることはできない。また異常があったら,それが限局性(脳の一部)のものか全般性のものであるかを区別し,限局性のものであれば異常波の出現する範囲を決めるだけの努力を払う必要がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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