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文献詳細

雑誌文献

臨床検査12巻4号

1968年04月発行

入門講座 血清

梅毒凝集法

著者: 松橋直1

所属機関: 1東京大学医学部血清学

ページ範囲:P.273 - P.273

文献概要

 カルジオライピン・レシチン抗原の増感剤として,カオリンをもちいたのは緒方・河部であり,梅毒血清反応を凝集反応の形でおこさせ,反応結果を読むところから,梅毒凝集法と名付けられている。
 本法の特徴は,カルジオライピン0.01%,レシチン0.1%を含むアルコール溶液の抗原を生理食塩水で析出させた懸濁液にカオリン粒子の浮遊液を加えて,カオリン粒子に抗原を吸着させる。この抗原液と梅毒患者血清と反応させ,遠心沈澱し,凝巣がおこっていることを,カオリン粒子を舞い上がらせて判定する方法である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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