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文献詳細

雑誌文献

臨床検査12巻4号

1968年04月発行

文献概要

研究

発作性夜間血色素尿症の砂糖水試験

著者: 安藤泰彦1 星田昌博2 臼田文子3

所属機関: 1慶応義塾大学病院内科 2東京歯大市川病院内科 3慶応義塾大学病院中検血液科

ページ範囲:P.286 - P.288

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はじめに
 臨床検査においてスクリーニングということが広く行なわれるようになったが,この目的のためには簡便でしかも信頼度が高くなければならない。従来,発作性夜間血色素尿症(以下PNHと略す)の診断確定のためには,Ham's TestおよびCrosby's Testが行なわれていたが,これらの方法は手技が煩雑であり,一般診療所では殆んど行なわれていない。このために,PNHは正しく診断されずに,見落されてしまう可能性が多かった。
 1966年Hartmann等1)により簡便なしかも,PNHに特異的であるSucrose Hemolysis Testが発表されたので,我々も諸種疾患200例について210回本法を施行し,特異性について検討し,ほぼ満足すべき結果を得たので,検査法を紹介する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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