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研究
発作性夜間血色素尿症の砂糖水試験
著者: 安藤泰彦1 星田昌博2 臼田文子3
所属機関: 1慶応義塾大学病院内科 2東京歯大市川病院内科 3慶応義塾大学病院中検血液科
ページ範囲:P.286 - P.288
文献購入ページに移動臨床検査においてスクリーニングということが広く行なわれるようになったが,この目的のためには簡便でしかも信頼度が高くなければならない。従来,発作性夜間血色素尿症(以下PNHと略す)の診断確定のためには,Ham's TestおよびCrosby's Testが行なわれていたが,これらの方法は手技が煩雑であり,一般診療所では殆んど行なわれていない。このために,PNHは正しく診断されずに,見落されてしまう可能性が多かった。
1966年Hartmann等1)により簡便なしかも,PNHに特異的であるSucrose Hemolysis Testが発表されたので,我々も諸種疾患200例について210回本法を施行し,特異性について検討し,ほぼ満足すべき結果を得たので,検査法を紹介する。
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