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特別レポート
病理学における特殊染色標準法設定について—殊に嗜銀線維,弾性線維,粘液,真菌の染色法
著者: 金子仁12
所属機関: 1国立東京第一病院病理 2日本医科大学病理
ページ範囲:P.370 - P.376
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組織診断に関して,病理医の学識経験が極めて重要な要素である事は勿論であるが,これと同時に組織標本染色の上手下手が病理医の診断を迷わせる場合がしばしばある。
大部分の診断は,通常普通染色と呼ばれているヘマトキシリン・エオヂン重染色で,つけることができるが診断困難例は特殊染色を行ない,その組織の中の特殊な成分を染色して診断の助けとしなければならない。たとえば結核性病変ならば普通染色の外に結核菌を染め出し,結核であるという病変を確めるごときものである。
組織診断に関して,病理医の学識経験が極めて重要な要素である事は勿論であるが,これと同時に組織標本染色の上手下手が病理医の診断を迷わせる場合がしばしばある。
大部分の診断は,通常普通染色と呼ばれているヘマトキシリン・エオヂン重染色で,つけることができるが診断困難例は特殊染色を行ない,その組織の中の特殊な成分を染色して診断の助けとしなければならない。たとえば結核性病変ならば普通染色の外に結核菌を染め出し,結核であるという病変を確めるごときものである。
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