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文献詳細

雑誌文献

臨床検査12巻6号

1968年06月発行

文献概要

技術解説

セルローズアセテート電気泳動法—グラフページ参照

著者: 小峰仙一12

所属機関: 1東京女子医大 2臨床中央検査科

ページ範囲:P.405 - P.411

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はじめに
 セルローズアセテートとはセルローズの水酸基をアセチル化した物質で,これを塩化エチレンやクロロホルムのような有機溶媒に溶かし,均一な膜とし電気泳動の支持体に利用される。濾紙に比べ保水量が少ないから分離性に優れ,試料も微量ですみ,また色素吸着も少ないから脱色も簡単にすむなどの利点に富むため,広く臨床検査のための電気泳動の支持体に利用されている。
 セルローズアセテート膜は現在オキソイド,セパラックス,ミリポア,メンブランフォリン,セプラポア,セルロゲルなどという名称で多種のものが市販されているが,このうちセルロゲル以外のものは乾燥した膜状である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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