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文献概要
講座 病理学総論(その4)
炎症(1)
著者: 渡辺恒彦1
所属機関: 1東京逓信病院臨床検査科
ページ範囲:P.441 - P.445
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炎症論は病理学の中では,腫瘍とならんでまず横綱格の位置を占めている。すこし極端な言い方をすれば,病理学とは腫瘍と炎症を扱う学問である,と言えなくもない。その炎症をこれからこの小論でとり上げてみるのであるが,はたしてどのくらい読者にわかっていただけるか,実ははなはだ自信がない。もちろんその理由の第一は,筆者自身わからぬことが多すぎるからである。
炎症論は病理学の中では,腫瘍とならんでまず横綱格の位置を占めている。すこし極端な言い方をすれば,病理学とは腫瘍と炎症を扱う学問である,と言えなくもない。その炎症をこれからこの小論でとり上げてみるのであるが,はたしてどのくらい読者にわかっていただけるか,実ははなはだ自信がない。もちろんその理由の第一は,筆者自身わからぬことが多すぎるからである。
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