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文献詳細

雑誌文献

臨床検査12巻8号

1968年08月発行

文献概要

グラフ

尿沈渣

著者: 林康之1

所属機関: 1順大臨床病理

ページ範囲:P.537 - P.544

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 尿中の有形成分を顕微鏡的にしらべることを尿沈渣の検査といっている。この尿沈渣のうちには,尿生成の過程で腎臓その他の臓器から混入した細胞成分,排尿後析出した各種結晶,細菌原虫および鏡検までの間に外界から汚染混入した物質などが含まれている。鏡検は形態からの細胞,結晶その他の識別と,数量の確認記載で,慣れれば特にむずかしい検査というほどのものではない。しかしきわめて再現性の悪い検査であることをよく認識し,たえず検査成績の信頼度を高める訓練と努力を積まねばならない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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