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1ページの知識 生理
フリップ・フロップ
著者: 宇都宮敏男1
所属機関: 1東大・電子工学
ページ範囲:P.868 - P.868
文献購入ページに移動 フリップ・フロソプ(Flip Flop)とは,2種類の安定(静止)状態をとりうる電子回路であって,2つの状態の間を遷移する動作を形容する名称である.フリップ・フロップ回路の典型例を図1に示す.
この回路は,もしトランジスタQ1に電流が流れていないと仮定すると,Ec,Rc,R1,R2およびEbの回路で,Q2のベースは正電圧がかかり,Q2には電流が通じ,その結果R1',R2',Ebなどで定まるQ1のベース電圧は負電圧となり,はじめの仮定のとおりQ1は遮断状態になって,1つの安定状態を示す.
この回路は,もしトランジスタQ1に電流が流れていないと仮定すると,Ec,Rc,R1,R2およびEbの回路で,Q2のベースは正電圧がかかり,Q2には電流が通じ,その結果R1',R2',Ebなどで定まるQ1のベース電圧は負電圧となり,はじめの仮定のとおりQ1は遮断状態になって,1つの安定状態を示す.
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