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文献詳細

雑誌文献

臨床検査13巻11号

1969年11月発行

文献概要

技術解説

梅毒病原体(Treponema pallidum)の検出法

著者: 笠松重雄1 富沢孝之2

所属機関: 1国立予防衛生研究所 2国立東京第一病院

ページ範囲:P.929 - P.932

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 梅毒を診断する場合,梅毒の持有な臨床所見とTreponema pallidum (TP)の検出が,最終的なものであることはいうまでもない.しかし特異な病状もなく,Treponemaの検出が困難であるとき,比較的簡単な血清学的診断法にウエイトがおかれてしまう.
 最近,病原Treponemaを抗原とする反応が広く行なわれるようになってきたが,血清反応から梅毒と断定することはむずかしく,あくまでも補助診断法である域を脱していない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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