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文献詳細

雑誌文献

臨床検査13巻11号

1969年11月発行

文献概要

1ページの知識 血液

血球鑑別のコツ(4)

著者: 大橋辰哉1

所属機関: 1東大吉利内科

ページ範囲:P.956 - P.956

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1.赤芽球の分類
 前赤芽球については先述した.
 前赤芽球から赤芽球になり,それが成熟して赤血球になるのであるが,赤芽球は大きさによって大赤芽球と正赤芽球とに分けられる.直径が10.5μ以上なら大赤芽球,10.5μ以下なら正赤芽球である.ただし実際にあたっては,赤芽球の直径をいちいら計って分類する必要はない.赤血球の平均直径は7.7μであるから,そばの赤血球と比較して判定すればよい.もちろん,このようなやり方では正確とはいえないが,普通はこれで十分である.また著しく小さいものは小赤芽球ということもある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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