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研究
セルローズアセテート電気泳動においてβ-Glb,γ-Glbの間に現われるしまの分離と値の検討
著者: 長谷川幸一1 藤間明美1
所属機関: 1厚生連葛塚病院検査室
ページ範囲:P.982 - P.984
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血清タンパク分画をセルローズアセテート電気泳動法1)で実施すると,しばしば問題になるのは標本像のβ-,γ-Glb間に現われるしまである(しま=Stripe,以下Sという).
β-Glbは2分画,血清によってはγ-Glbも2分画に分離する1,2)といわれている.それと同タンパクかどうか明らかではないが,β-Glbとγ-Glbの中央に現われたり,同一血でもβ-Glb側に現われたりγ-Glb側に現われたりする場合がある(図1-(1)).この現象は10月から4月ごろの間に見られ,低温によるものと考えられる.
血清タンパク分画をセルローズアセテート電気泳動法1)で実施すると,しばしば問題になるのは標本像のβ-,γ-Glb間に現われるしまである(しま=Stripe,以下Sという).
β-Glbは2分画,血清によってはγ-Glbも2分画に分離する1,2)といわれている.それと同タンパクかどうか明らかではないが,β-Glbとγ-Glbの中央に現われたり,同一血でもβ-Glb側に現われたりγ-Glb側に現われたりする場合がある(図1-(1)).この現象は10月から4月ごろの間に見られ,低温によるものと考えられる.
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