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文献詳細

雑誌文献

臨床検査13巻11号

1969年11月発行

文献概要

私のくふう

血液塗抹標本用スライド・ガラスの簡便なる清浄法について

著者: 熊谷崇1 井上幸子1 栗田郁子1 平田章子1

所属機関: 1熊大病院中央検査部血液室

ページ範囲:P.984 - P.984

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 従来一般に行なわれているクローム流酸などを使って行なうスライド・ガラスの清浄法は,危険を伴うとともに,多くの労力と時間を要し,血液検査室合理化の障害となっていることは周知のところです.私たちは,以下に述べるような簡便な方法で,およそ満足できる結果を得ていますので報告します.
 まずオベクト用クリーナー・ボックスのオベクト立て(図1,富士理研製)にガラスを並べます(従来の壺に投入する方法では,ガラスが重なり合うため,いかなる洗剤を使っても理想的な結果は得にくい).次にボックス(図2)に中性洗剤(ビスタなど)を入れ1昼夜放置した後,1晩流水で洗い(水質が悪い場合は,最後に蒸留水で1回洗う)孵卵器に移し乾燥します.用にのぞみ,取り出してガーゼなどで拭かずそのまま使用します.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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