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文献詳細

雑誌文献

臨床検査13巻3号

1969年03月発行

文献概要

技術解説

潜血反応(カラーグラフ参照)

著者: 石井暢1 梅山凉子2

所属機関: 1昭和大・臨床病理 2昭和大中央研究検査所

ページ範囲:P.209 - P.212

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 種々の体液あるいは排泄物ちゅうの血液の存在の証明は,臨床検査の分野において,しばしば疾病の診断に応用されているが,その他の医学の分野たとえば法医学方面においても,きわめて重要な問題となっている.ことに,血液が著しく微量な場合に,これを確認することがしばしば要求されるが,これの分析はまた相当困難なことである.
 血液が多量にある場合には,肉眼でほとんど確認することができるし,また臨床検査材料で血液量が多少すくなくとも,血液成分に変化がなければ赤血球そのものを顕微鏡的に確認することもできよう(尿沈渣,髄液の鏡検など).また,ヘモグロビンの特有な吸収帯からも,また螢光色素で染色し,その特有なスペクトルから検出することもできよう.さらにヘミンその他ヘモグロビン誘導体の結晶を作り,それから判定することもできる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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