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がんセンター衛生検査技師研習会に出席して—広く癌診断技術を学ぶ
著者: 大林弘幸1
所属機関: 1静岡県立中央病院検査科
ページ範囲:P.218 - P.218
文献購入ページに移動 私は,近年の癌診断の重要性と必要性を考えて,一般総合病院臨床検査に,癌診断技術をいかに取り入れるかという目的で,国立がんセンター(東京)に3週間(43・11・25-12・14)の予定で研修に行ってまいりました.がんセンターにおいては,第1に基礎研究から始まる幅広い癌の研究,第2に癌の診断と治療とその開発,さらに専門医療技術者の養生,訓練癌診断,治療技術の普及,癌知識の普及,癌研究の助成などの癌制圧に関するすべてについて実施しております.現在実施中の臨床検査に関する検体事項を上げてみますと,癌とホルモンの関係,胆癌患者における血液凝固について,生物学癌反応について,癌患者の鉄代謝,癌患者の血清酵素,癌患者のタンパク質代謝,心電図よりみた悪性腫瘍の心転移について,白血病細胞の鑑別に関する細胞学的研究,制癌剤の薬剤感受性と耐性獲得に関する臨床的基礎的研究,制癌剤の生体内分布に関する研究,特に血中病巣濃度を中心にして,などがあげられます.
検査室においてはその測定法の検討からデータの整理まで一貫して行なっており,講義,実習を通して非常に参考になる点が多く,今後研習より得た経験をもとに大いに病院のために役だてようと考えております.
検査室においてはその測定法の検討からデータの整理まで一貫して行なっており,講義,実習を通して非常に参考になる点が多く,今後研習より得た経験をもとに大いに病院のために役だてようと考えております.
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