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文献詳細

雑誌文献

臨床検査13巻3号

1969年03月発行

文献概要

ゲラフ解説

自動血球計数装置・オートアナライザーSMA 4—画期的なメカニック—能率化・精度管理

著者: 冨田重良1 南博迪2

所属機関: 1県立尼崎病院研究検査部 2県立尼崎病院血液検査室

ページ範囲:P.223 - P.225

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 血液用オートアナライザーSMA 4は,他のオートアナライザーと同様に,連続的流れ分析Continuous flow system)をその根本原理としている.すなわち,プラスチック製カップに入れてサンプラープレート上に置かれた血液試料は,ポンプにより測定システムに送り込まれ,プラスチックチューブ内の連続的流れの中で稀釈され,混和され,測定され,記録される.その詳細は図1のフローチャートで明らかなように,サンプラーから次から次へと自動的に分析し,システム内に吸い込まれた血液は,試料配分器により4本の流れに分割されてポンプを通過した後,空気によって分節された試薬類と一定の量的割合で合流し,混合コイルを通過することによってよく混和され,フェィジングコイルの長さを加減することによって,一定の時間的ずれをもって各測定装置に到達し,測定結果が1枚のチャート紙上に記録される.
 このさい分節に関与した(1)気泡は試料が種々の段階を通って流れるとき,試料間の障壁となって試料が互に混合するのを防ぎ,(2)管壁に付着した試料液の残留物を押し流しながら移動することによって,試料の混入を防ぐ役目をする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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