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文献詳細

雑誌文献

臨床検査13巻3号

1969年03月発行

論壇

臨床検査と電子顕微鏡

著者: 東昇1

所属機関: 1京大・ウイルス研究所

ページ範囲:P.246 - P.247

文献概要

電子顕微鏡と臨床医学
 "電子顕微鏡と臨床医学",昔考えてもみなかったことであるが,電子顕微鏡は臨床医学に役だつまで急速の進歩を遂げた.古くは1948年,カナダのウイルス学者が天然痘疑似患者の痘疱内液に,あの特徴ある形をした基本小体(ウイルス粒子すなわちビリオンvirion)を見いだして,電子顕微鏡に診断価値のあることを提唱した.今日,電子顕微鏡と臨床医学とは,文字どおり,新しい時期を迎えたといってよい(詳しくは,筆者監修の「臨床医学と電子顕微鏡」雑誌「日本臨牀」1967年1月号より1968年12月号まで毎号掲載,を参照されたい).ここには,電子顕微鏡と臨床ウイルス学について述べる.それに立ち入るまえに,基礎的なことに少しふれておきたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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