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文献詳細

雑誌文献

臨床検査13巻5号

1969年05月発行

文献概要

代謝経路と臨床検査・5

好気的解糖経路

著者: 松村義寛1

所属機関: 1東女医大・生化学

ページ範囲:P.360 - P.361

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 ペントースサイクル,五炭糖回路,リングルコン酸酸化経路,ヘキソースモノリン酸経路などいろいろの名称でよばれているが,同じものである.研究者の名前をとって"Warburg-Dickensのサイクル"ともいわれる.
 嫌気的解糖経路では,酸素の消費がないので,急速な筋肉運動など酸素の補給がふじゅぶんのときに,多量のエネルギーを発生するためには,必然的に嫌気的解糖が行なわれ,その結果,ピルビン酸や乳酸の発生があるわけであるが,ここに述べる好気的経路は酸素を消費するので,じゅうぶんに酸素を供給しうる条件でないと進行しない.したがって,肝・脳・心筋など常時酸素補給があり,分圧の高いときに行なわれるものである,

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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