文献詳細
文献概要
代謝経路と臨床検査・5
好気的解糖経路
著者: 松村義寛1
所属機関: 1東女医大・生化学
ページ範囲:P.360 - P.361
文献購入ページに移動 ペントースサイクル,五炭糖回路,リングルコン酸酸化経路,ヘキソースモノリン酸経路などいろいろの名称でよばれているが,同じものである.研究者の名前をとって"Warburg-Dickensのサイクル"ともいわれる.
嫌気的解糖経路では,酸素の消費がないので,急速な筋肉運動など酸素の補給がふじゅぶんのときに,多量のエネルギーを発生するためには,必然的に嫌気的解糖が行なわれ,その結果,ピルビン酸や乳酸の発生があるわけであるが,ここに述べる好気的経路は酸素を消費するので,じゅうぶんに酸素を供給しうる条件でないと進行しない.したがって,肝・脳・心筋など常時酸素補給があり,分圧の高いときに行なわれるものである,
嫌気的解糖経路では,酸素の消費がないので,急速な筋肉運動など酸素の補給がふじゅぶんのときに,多量のエネルギーを発生するためには,必然的に嫌気的解糖が行なわれ,その結果,ピルビン酸や乳酸の発生があるわけであるが,ここに述べる好気的経路は酸素を消費するので,じゅうぶんに酸素を供給しうる条件でないと進行しない.したがって,肝・脳・心筋など常時酸素補給があり,分圧の高いときに行なわれるものである,
掲載誌情報