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総説
補体
著者: 田村昇1
所属機関: 1国立がんセンター研究所ウイルス部
ページ範囲:P.377 - P.381
文献購入ページに移動 補体に対する研究は,1899年のBuchnerの論文が発表されて以来,免疫学の一分野としてすすめられてきた.特に最近10年間の補体研究は,他の免疫化学の分野の進展と呼応して,顕著なものがある.今日では,すでに"補体学"(Complementology)という新しい学問の分野が展開されようとしている.そこで,補体の本態とその作用についての現状を紹介することにする.
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