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文献詳細

雑誌文献

臨床検査13巻5号

1969年05月発行

文献概要

1ページの知識 細菌

腸内細菌科の菌(1)

著者: 木村貞夫1

所属機関: 1栃木県衛生研究所

ページ範囲:P.414 - P.414

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 この科の菌は,"細菌の形態からの同定(2)"(本誌2月号)で述べたように,形態からの同定が不可能で培養を必ず必要とする群である.しかも,培養では普通寒天に容易に生える菌であり,この科の菌の中には腸チフス菌,赤痢菌,大腸菌などの腸管系の伝染病の病原体が含まれていることと相まって,昔からわが国ではこの科の菌について多くの研究がなされている.検査すべき項目も,ほかの菌に比べて大へん多い.このおのおのの検査項目の詳細については成書に譲り,ここでは腸内細菌科の菌の概略と臨床細菌検査として最低限行なわねばならぬことについて述べたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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