臨床検査13巻7号

1969年07月発行

ニュース

顕微鏡試験のむずかしさを知る—第1回細胞検査士認定試験を終わって

著者： 橋本敬祐

所属機関：

ページ範囲：P.586 - P.586

　このほど（3月10-11日）ようやく細胞検査士認定試験（日本臨床病理学会，日本臨床細胞学会共催）の第1回を終了し，8名の合格者を発表することができた．細胞検査士はアメリカでいうCytoscreenerに相当し，他の多くの化学的生物学的技術を主にした臨床検査のうちでは，より医学的ニュアンスの濃い専門領域ということができる．
　したがってこの方面の業務，教育，認定試験制度すべてが他の部門よりおくれて，近年ようやく取り上げられるようになったことは容易に理解しうるところである．