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文献詳細

雑誌文献

臨床検査13巻7号

1969年07月発行

文献概要

1ページの知識 血清

混合凝集反応

著者: 安田純一1

所属機関: 1国立予防衛生研究所

ページ範囲:P.589 - P.589

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直接混合凝集反応
 形態学的に識別でき,血清学的に関係のない2種の菌を,それぞれに対応する抗血清を混ぜ合わせた中に加えると,それぞれの菌は自分たちどうしで凝集塊をつくり,2種の菌が入りまじった凝集塊はできないことをTopley,Wilsonら(1938)は観察した.しかし,肺炎球菌XIV型とヒト赤血球とをウマ抗肺炎球菌血清に加えると,両者が入りまじった凝集塊をつくる.これは,肺炎球菌XIV型とヒト赤血球との表面にある共通抗原が抗体によって橋渡しされる結果である.この術式(直接混合凝集反応)はCoombsらによって,細胞表面の抗原の検査に広く応用されるようになった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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