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文献詳細

雑誌文献

臨床検査13巻7号

1969年07月発行

文献概要

研究

毛細管免疫沈殿法による血清βリポタンパク測定の問題点—抗原抗体結合物が完全沈殿を生じない場合

著者: 富田仁1 堀田勝弘2

所属機関: 1京大病院中央検査部 2京都博愛会冨田病院臨床検査科

ページ範囲:P.611 - P.614

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はしがき
 最近,脂質代謝異常が注目されてくるにしたがって,血清脂質—コレステロール,中性脂肪,燐脂質,遊離脂肪酸,リポタンパク—の測定が盛んになった。なかんずく血清βリポタンパクは,Heiskellら1)の免疫学的定量法が,Hyland社により簡易キット化され市販され,さらに本邦でもヤトロン,栄研などでも製作され市販され,その使用が著しく盛んになった.著者2-7)もその測定法,問題点など,これまでしばしば記述したが,数多くやっているうちに,抗原抗体結合物が完全に沈殿せずに,上部ないし中間に浮遊する場合が見られるようになった.そのような場合いかに処理したらよいか検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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