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文献詳細

雑誌文献

臨床検査13巻9号

1969年09月発行

文献概要

特集 ディスポーザブル検査器具

ディスポーザプル器具の問題点

著者: 林康之1

所属機関: 1順大・臨床病理

ページ範囲:P.762 - P.764

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まえおき
 使い捨て器具の問題点は大別して(1)利用者側の問題,(2)メーカー側の問題と2つになる.このうち前者についててできるだけ明らかにしようというのが本文に与えられた課題であろう.すでに,検査器具についての現状や使用上の注意などは各著者から部門別に示されたものと思われるので,中検全体としてみた場合の問題を述べることにする.
 まず,なぜディスポーザブル器具が要求され普及しつつあるかという点についての考え方を述べておくと,(1)中検内の作業量の増加,(2)検体増に伴う実質検査作業時間の捻出,(3)器具再生のための作業内容は器具化(自動化)されにくいことなどが主要なものであろう.したがって,ディスポーザブル器具の利用は検査業務の合理化・能率化が主目的であって,採用上の判断規準も至って明快なものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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