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文献詳細

雑誌文献

臨床検査14巻10号

1970年10月発行

文献概要

1ページの知識 生化学

尿,除タンパク液の定容採取について

著者: 降矢熒1

所属機関: 1東女医大・生化学

ページ範囲:P.987 - P.987

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 血清採取では一般に少量のことが多く,サンズをはじめ,多くの自動ピペットがあるが,1-5ml程度の採液には適当なものはない.
 現実に多くの検査室で行なわれているのは次のような方法である.すなわちホルピペットあるいははメスピペットを用い,少数検体のとぎはただ1本で次々に,多数検体のときには数本を交互に用いている.3mlのホルピペットでは残存液液量は水の場合1%ぐらいであるから,くり越し誤差は特に補正の要のないことが多い.除タンパクを要する現行の日常検査では,最高最低の差が10倍以上のもは少ないが,尿糖,尿タンパクではこれ以上である.もし気になるならば1回めの尿は捨て,2回めのものを測ればよい.除タンパク液のように1回めのを捨てるほどないときには,後記のような補正をしてもよい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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