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文献詳細

雑誌文献

臨床検査14巻11号

1970年11月発行

文献概要

1ページの知識 生化学

斜傾法による除タンパク液採取

著者: 降矢熒1

所属機関: 1東女医大・生化学

ページ範囲:P.1093 - P.1093

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 除タンパク操作を必要とする定量法は現在でもかなり用いられている.この手間をできるだけ少なくする方法の1つに斜傾法(Goldenberg)がある.遠心上清を斜傾して,透明上清のみをできるだけ完全に試験管に移し,これを呈色試薬を加えて測定する.一見不精確のように思われるが,ある条件下では実用にさしつかえないくらいの精確な値が得られる.
 斜傾して得られる上清をDml,タンパク沈渣を含めての残存液量をRml,加えるべき呈色試薬をC mlとする.仮に沈渣なく全体をそのまま呈色しえたと考えたときと,現実に斜傾して上清のみを呈色させたときの差を,全体を呈色させえたと仮定したときの値で割ったものを誤差とすれば(ベアの法則に従うものとして),

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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