文献詳細
1ページの知識 血清
文献概要
1.CRPとは
CRP(C-reactive protein)は,TilletとFrancisが細菌性肺炎に罹患したヒトの血清から分離した(1930)特殊のタンパクであり,発見の当初は肺炎双球菌に対する抗体とも考えられたが,Mac Leodなどによる検討(1940)によって,いわゆる急性期物質としての性格が明らかになったものである.
50-75%の硫安によって血清より塩析でき,電気泳動ではβ—γ領域に出現する.70℃30分の加熱によって破壊され,血清中では脂質と結合した状態で存在する(もっともヒト血清中で,需気泳動による易動度が異なるのは,結合する多糖体の差によるとする説もある).
CRP(C-reactive protein)は,TilletとFrancisが細菌性肺炎に罹患したヒトの血清から分離した(1930)特殊のタンパクであり,発見の当初は肺炎双球菌に対する抗体とも考えられたが,Mac Leodなどによる検討(1940)によって,いわゆる急性期物質としての性格が明らかになったものである.
50-75%の硫安によって血清より塩析でき,電気泳動ではβ—γ領域に出現する.70℃30分の加熱によって破壊され,血清中では脂質と結合した状態で存在する(もっともヒト血清中で,需気泳動による易動度が異なるのは,結合する多糖体の差によるとする説もある).
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