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文献詳細

雑誌文献

臨床検査14巻11号

1970年11月発行

文献概要

1ページの知識 生理

スパイク発生の生理学的メカニズム

著者: 松本秀夫1

所属機関: 1国立武蔵療養所医務部

ページ範囲:P.1098 - P.1098

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 スパイクはその名の示すような鋭い波形,突発的な出現など他の脳波構成要素からきわだっており,またてんかん性疾患と痙攣を伴う脳器質性疾患に特異的に出現する.したがって,スパイクの発現様式,波及,てんかん性焦点の局在診断などは臨床上重要な問題として日常検討されている.
 反面,この一見周知のスパイクの発生メカニズム,あるいはスパイクという形で表現されるものの本態については,なお十分に解明されたとはいえない.脳波の導入以来,てんかんは発作性脳律動異常と規定され,スパイクその他の発作性波は脳細胞の異常興奮に基づくと一般に考えられている.それではこの異常興奮はどんな形で起こるのだろうか.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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