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文献詳細

雑誌文献

臨床検査14巻11号

1970年11月発行

文献概要

検査法の改良

血液出血・凝固時間測定法(第1報)—OBBC法の考案

著者: 大竹敬二1

所属機関: 1法務省八王子医療刑務所病院医療部臨床検査室

ページ範囲:P.1121 - P.1122

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はじめに
 OBBC法は血液凝固説(Morawitz)に出発したDuke法(出血時間),Sahli-Fonio (凝固時間),現在のIry法,Borch-Grenink法とは全く異なり,耳朶の長軸中央下部耳垂の毛細血管を規定の針で穿刺し,湧出する血液が自然に止血するまでの出血時間と凝固時間の測定法で,小児であれ,病室横臥のどのような状態に置かれても自由迅速測定ができ,時間的節約が大きいと同時に,重要な出血性素因の簡易鑑別診断検査に最良といえよう.従来の方法は,煩雑で手間がかかるという危惧の念をもっていたので,その不適当な点を解除したものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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