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文献詳細

雑誌文献

臨床検査14巻11号

1970年11月発行

文献概要

研究

小児脳波記録法における一考察—特にテレビマンガの効用について

著者: 児玉昭信1 三藤孝1

所属機関: 1三原赤十字病院臨床検査部

ページ範囲:P.1131 - P.1132

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はじめに
 小児の脳波は,一般に成人の脳波に比べ記録すること自体が非常に困難なうえに,脳の障害を知るためには覚醒時の記録だけではなく,睡眠時の記録がぜひ必要であり,特に自然睡眠が最もよい,ということが多くの脳波学者によって述べられています.その結果私たち脳波技術者は,ややもすれば睡眠脳波に重点を置いて,小児脳波の発達を見るうえに最も重要とされる覚醒閉眼安静時の脳波記録が困難となる傾向が感じられます.私は検査前夜の睡眠時間を制限せずに,主としてテレビマンガを仲介として精神的不安を除き脳波記録への協力を得て,覚醒から自然睡眠に至る完全な脳波を記録することを試み,好成績が得られたので報告します.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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