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文献詳細

雑誌文献

臨床検査14巻3号

1970年03月発行

文献概要

ノモグラム・3

標準尿素クリアランス(Cs)

著者: 斎藤正行1

所属機関: 1東大・分院生化学

ページ範囲:P.229 - P.229

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 解説1 分間尿量が2ml以下(0.35ml以下の場合はあてにならない)のとぎは尿細管から尿素の再吸収率が大きくたるため,尿素排泄量は尿量の平方根に比例して変化する.したがって,尿量毎分1mlの場含(標準クリァランス・Cs)に換算して正常と比較する必要がある.このため計算式は√を含む繁雑なものとなるが,このノモグラムを用いれば簡単・迅速に求められる.
例 尿中尿素-Nが1500mg/dl,血中尿素-Nが75mg/dl,すなわちU/B=20の場合はV(量)=60ml/hつまり1.0ml/minからCs=20ml/min,40%となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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