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文献詳細

雑誌文献

臨床検査14巻3号

1970年03月発行

文献概要

研究

白血球の自動計数条件の検討—稀釈液について

著者: 黒川一郎1 後藤尚美1 木村寿之1 田中系子1 山本英彬1 永井龍夫1

所属機関: 1札幌医大病院中検

ページ範囲:P.291 - P.294

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はじめに
 すでに本邦でも血球計数器はかなり普及し1),赤血球は機種それぞれの問題を持ちつつも,日常検査としてほぼ円滑に行なわれているのに比べ,白血球計数,特に溶血後の数値の変動については検討の余地が多い2,3)
 著者らもこの問題全般につきいろいろ試行錯誤的に検討し一部を発表したが4),称釈液の組成中,中性ホルマリン,牛アルブミンの添加が溶血後の計数値の安定化に有効なことをたまたま知った.以下さらに調べた成績を中心に報告し若干の考察を加える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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