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カラーグラフ
pHによる染色性のちがい
著者: 相賀静子1
所属機関: 1国立東京第一病院血液検査室
ページ範囲:P.318 - P.319
文献購入ページに移動 血液塗抹標本の染色とその仕上がりは,染色液(緩衝液)や水染に使う水のpHによってずいぶん変わってくる.だいたい,ギムザ染色にしてもライト染色にしても,至適pHから酸性に傾くほど仕あがりは赤く,アルカリ性に傾くほど青味を帯びてくる.以下,写真は染色時のpHをいろいろと変えたときの所見を示したものである.染色以前に,ガラスの清浄なこと,未染標本を個定しないまま湿度の高いところに放置しない,などは血液形態観察の基本であり注意したい(顕微鏡倍率はすべて700×).
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