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文献詳細

雑誌文献

臨床検査14巻4号

1970年04月発行

文献概要

カラーグラフ

pHによる染色性のちがい

著者: 相賀静子1

所属機関: 1国立東京第一病院血液検査室

ページ範囲:P.318 - P.319

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 血液塗抹標本の染色とその仕上がりは,染色液(緩衝液)や水染に使う水のpHによってずいぶん変わってくる.だいたい,ギムザ染色にしてもライト染色にしても,至適pHから酸性に傾くほど仕あがりは赤く,アルカリ性に傾くほど青味を帯びてくる.以下,写真は染色時のpHをいろいろと変えたときの所見を示したものである.染色以前に,ガラスの清浄なこと,未染標本を個定しないまま湿度の高いところに放置しない,などは血液形態観察の基本であり注意したい(顕微鏡倍率はすべて700×).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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