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文献詳細

雑誌文献

臨床検査14巻4号

1970年04月発行

文献概要

1ページの知識 病理

固定と脱水

著者: 和田昭1

所属機関: 1大阪府立成人病センター病理検査科

ページ範囲:P.379 - P.379

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固定—目的にあった固定液を
 固定液の種類とか固定の機序については,本誌においてもすでに何回か述べられているので,ここでは固定および脱水に関して実際上注意すべき点について述べてみよう.
 組織を固定するときにたいせつなことは,まず何を検索するかということによって,選ぶべき固定液が異なってくるということである.ふつう最もよく用いられるのは,申すまでもなく10%ホルマリンであるが.たとえば糖原のように,水に溶けやすいものはこのような水溶液は不可のため,水分を欠くアルコールを用いる必要があり,逆に脂脂滴を検索するためには,アルコールやアセトンなどでは溶けてしまうため,ホルマリン水溶液でよいというようなことである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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