icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査14巻4号

1970年04月発行

文献概要

研究

TAテストキットを利用した抗サイログロブリン抗体価測定法

著者: 荒木信1 西山勝行1 岡崎洋子1

所属機関: 1広島大原爆放射能医学研究所外科

ページ範囲:P.398 - P.400

文献購入ページに移動
 1956年Witebskyらにより,慢性甲状腺炎患者の血清中に抗サイログロブリン抗体の存在することが証明された.現在では臨床的に簡便なTAテスト(Hyland社)が使用されることが多い.
 われわれも3年来TAテストを使用してきているが,その実施上,特に成積判定がガラス板上で凝集を観察することであるために,ときに判定に苦しむことがある.われわれがTAテスト陽性と判定したほとんどの症例において,タンニン酸処理赤血球凝集反応(TRC)の結果を調べてみると,104以上の抗体価を証明している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?