文献詳細
文献概要
1ページの知識 血液
出血時間・凝固時間の測定について
著者: 糸賀敬1
所属機関: 1長崎大・中検
ページ範囲:P.570 - P.570
文献購入ページに移動出血時間の測定
出血時間は血小板数,血小板の機能,組織ならびに毛細管の収縮力などに左右され,血液ならびに組織凝固因子などとも多少関係がある.
皮膚に小切創を作り,湧出する血液を30秒ごとに濾紙に吸い取り,自然に止血するまでの時間を測定するのであるが,デューク法(Duke法)とアイビイ法(Ivy法)とがある.前者の正常範囲は1分から5分まで,後者の正常範囲は1分から7分までである.出血時間が延長するときには,毛細血管の異常か血小板の異常を考える.その場合には血小板数の算定や,毛細血管抵抗試験を同時に実施しなければならない。
出血時間は血小板数,血小板の機能,組織ならびに毛細管の収縮力などに左右され,血液ならびに組織凝固因子などとも多少関係がある.
皮膚に小切創を作り,湧出する血液を30秒ごとに濾紙に吸い取り,自然に止血するまでの時間を測定するのであるが,デューク法(Duke法)とアイビイ法(Ivy法)とがある.前者の正常範囲は1分から5分まで,後者の正常範囲は1分から7分までである.出血時間が延長するときには,毛細血管の異常か血小板の異常を考える.その場合には血小板数の算定や,毛細血管抵抗試験を同時に実施しなければならない。
掲載誌情報