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研究
Immunocrit法によるβ-リポタンパク測定法の検討
著者: 坂野重子1
所属機関: 1東女医大付属心研・消化器病センター生化学検査室
ページ範囲:P.594 - P.598
文献購入ページに移動はじめに
1961年,Heiskellら1)によって提唱された,免疫血清反応を応用したβ-リポタンパク測定法は,β-リポタンパクに対する特異性が高く,しかも測定操作法が簡単であるところから,疾病と脂質代謝の論議のやかましい最近の趨勢において,急速の普及をみた.そして,なおこの普及は,米国のハイランド社から,いち早く測定キットβ-Lテストが市販されたことに負うところが大きい.
このβ-Lテストについては,測定操作法,正常値,疾病との関係,他の脂質測定法との相関など,すでに多くの報告があり,測定にあたっては,厳しい操作条件を規定しないと,よい再現性が得られないことなどは,今日ではよく知られているところである2-6,9-13).
1961年,Heiskellら1)によって提唱された,免疫血清反応を応用したβ-リポタンパク測定法は,β-リポタンパクに対する特異性が高く,しかも測定操作法が簡単であるところから,疾病と脂質代謝の論議のやかましい最近の趨勢において,急速の普及をみた.そして,なおこの普及は,米国のハイランド社から,いち早く測定キットβ-Lテストが市販されたことに負うところが大きい.
このβ-Lテストについては,測定操作法,正常値,疾病との関係,他の脂質測定法との相関など,すでに多くの報告があり,測定にあたっては,厳しい操作条件を規定しないと,よい再現性が得られないことなどは,今日ではよく知られているところである2-6,9-13).
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