文献詳細
文献概要
1ページの知識 生化学
螢光分析の臨床化学への応用
著者: 降矢焚1
所属機関: 1東女医大・生化学
ページ範囲:P.685 - P.685
文献購入ページに移動1.螢光分析とは
物質に白色先を照射した場合に,光の吸収が部分的に行なわれると物質は着色して見える.単色光を照射した場合は,波長に応じて吸収の度合いが異なるので,波長を連続的に変えて吸収度を求めると,波長—吸光度曲線が得られ,吸光光度法という分析法に応用されている.
照射光が吸収されるときに照射を受けた物質から照射光より波長の長い光が発することがあるが,この場合照射を止めると発光も停止する現象を螢光と呼び,照射を止めても短時間発光を続ける現象をりん光と呼んでいる.しかし,この2者に間に明確な区別はなく,実際は螢光でも照射停止後きわめて短時間の間は発光を続けるのである.
物質に白色先を照射した場合に,光の吸収が部分的に行なわれると物質は着色して見える.単色光を照射した場合は,波長に応じて吸収の度合いが異なるので,波長を連続的に変えて吸収度を求めると,波長—吸光度曲線が得られ,吸光光度法という分析法に応用されている.
照射光が吸収されるときに照射を受けた物質から照射光より波長の長い光が発することがあるが,この場合照射を止めると発光も停止する現象を螢光と呼び,照射を止めても短時間発光を続ける現象をりん光と呼んでいる.しかし,この2者に間に明確な区別はなく,実際は螢光でも照射停止後きわめて短時間の間は発光を続けるのである.
掲載誌情報