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研究
ヨウ素デンプン反応によるアミラーゼ測定法の基質の差異について
著者: 宮谷勝明1 西野圭子1 福井巌1
所属機関: 1京府医大病院臨床検査部
ページ範囲:P.711 - P.714
文献購入ページに移動デンプンにはグルコースのα-1-4結合から成る直鎖状のアミロースとα-1-6結合を含む分枝状のアミロペクチンより成ることが知られている1).これらの化学変化に対応してヨードによる呈色反応は紫色からすみれ色となり,褐色となり,ついには無色となり,これらの色調は鎖長によって異なるとされ2),また,このような複雑な反応系はデンプンの種類3,4)によっても異なるとみられている.
われわれはヨウ素デンプン反応によるVan-Loon法5)の手技を用い,基質を溶性デンプンと緩衝デンプンとして,結晶α-アミラーゼがどのような反応を示すかについて比較検討を行なったので,その成績を報告する.
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