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文献詳細

雑誌文献

臨床検査14巻7号

1970年07月発行

文献概要

研究

ヨウ素デンプン反応によるアミラーゼ測定法の基質の差異について

著者: 宮谷勝明1 西野圭子1 福井巌1

所属機関: 1京府医大病院臨床検査部

ページ範囲:P.711 - P.714

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はじめに
 デンプンにはグルコースのα-1-4結合から成る直鎖状のアミロースとα-1-6結合を含む分枝状のアミロペクチンより成ることが知られている1).これらの化学変化に対応してヨードによる呈色反応は紫色からすみれ色となり,褐色となり,ついには無色となり,これらの色調は鎖長によって異なるとされ2),また,このような複雑な反応系はデンプンの種類3,4)によっても異なるとみられている.
 われわれはヨウ素デンプン反応によるVan-Loon法5)の手技を用い,基質を溶性デンプンと緩衝デンプンとして,結晶α-アミラーゼがどのような反応を示すかについて比較検討を行なったので,その成績を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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