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文献詳細

雑誌文献

臨床検査14巻9号

1970年09月発行

文献概要

カラーグラフ

Pseudomonas aeruginosa(緑膿菌)—その臨床細菌学的同定法

著者: 藪内英子1

所属機関: 1関西医大・微生物

ページ範囲:P.832 - P.833

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発育に伴って水およびchloroformに可溶性の青色色素pyocyaninを産生する菌をPseudomonas aeruginosaと同定することはきわめて容易である.けれども実際にはpyocyanin産生能が種々の程度に弱いPaeruginosaの同定および,このよらな菌株とP. aeruginosa以外のpseudomonasとの鑑別が問題になる.ここには6株のP. aeruginosaを用いて,日常の臨床細菌検査の最初の段階を占める血液カンテン平板とTSIの培養所見,色素産生の種々相,ならびに定型的な色素産生の有無に関係なくこの菌種を同定するのに役だつ基本的な性状を掲げた.使用菌株は次ページのとおりである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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