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文献詳細

雑誌文献

臨床検査14巻9号

1970年09月発行

文献概要

グラフ

組織と病変の見方 肉眼像と組織像の対比—中枢神経とその病変(2)

著者: 金子仁12

所属機関: 1国立東京第一病院病理 2日医大・病理

ページ範囲:P.839 - P.842

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アストロサイトーマは脳腫瘍の代表的なものである,良性のものも悪性のものもあり,後者はグリオブラストーマ・ムルチフォルメともいう.一般に1度から4度まで分け,3度,4度は悪性である.本例は2度の良性である.
結核性脳膜炎は小児に多いもので,昔はすぐに死んでしまったが,現在は抗結核剤が発達して,割合長く生きるようになった.特徴は,脳底部脳膜を侵すので脳脊髄液の循環障害が起こり,内水頭症を起こすのである.結核性肉芽の中に,チールネルゼン染色でみると結核菌が無数にみつかる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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