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組織と病変の見方 肉眼像と組織像の対比—中枢神経とその病変(2)
著者: 金子仁12
所属機関: 1国立東京第一病院病理 2日医大・病理
ページ範囲:P.839 - P.842
文献購入ページに移動アストロサイトーマは脳腫瘍の代表的なものである,良性のものも悪性のものもあり,後者はグリオブラストーマ・ムルチフォルメともいう.一般に1度から4度まで分け,3度,4度は悪性である.本例は2度の良性である.
結核性脳膜炎は小児に多いもので,昔はすぐに死んでしまったが,現在は抗結核剤が発達して,割合長く生きるようになった.特徴は,脳底部脳膜を侵すので脳脊髄液の循環障害が起こり,内水頭症を起こすのである.結核性肉芽の中に,チールネルゼン染色でみると結核菌が無数にみつかる.
結核性脳膜炎は小児に多いもので,昔はすぐに死んでしまったが,現在は抗結核剤が発達して,割合長く生きるようになった.特徴は,脳底部脳膜を侵すので脳脊髄液の循環障害が起こり,内水頭症を起こすのである.結核性肉芽の中に,チールネルゼン染色でみると結核菌が無数にみつかる.
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