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1ページの知識 病理
包埋法のいろいろ
著者: 和田昭1
所属機関: 1大阪府立成人病センター病理検査科
ページ範囲:P.895 - P.895
文献購入ページに移動1.迅速パラフィン包埋法
術中迅速診断には凍結切片法が使われるが,この方法で確診できなかったとき迅速パラフィン切片の作製を迫られることがある.煮沸固定された組織をただちに加温された純アルコールあるいはアセトンで脱水,キシロールで透徹後パラフィンで包埋するもので,全過程を2-3時間で終了する.しかし組織は急速に脱水され,しかも加温という悪条件が加わるため障害が大きい.
術中迅速診断には凍結切片法が使われるが,この方法で確診できなかったとき迅速パラフィン切片の作製を迫られることがある.煮沸固定された組織をただちに加温された純アルコールあるいはアセトンで脱水,キシロールで透徹後パラフィンで包埋するもので,全過程を2-3時間で終了する.しかし組織は急速に脱水され,しかも加温という悪条件が加わるため障害が大きい.
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