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血球の冷凍保存と検査(2)—輸血前後の検査
著者: 隅田幸男1 隅田松子2 城島洋子3
所属機関: 1国立福岡中央病院心臓血管外科 2国立福岡中央病院皮膚科 3国立福岡中央病院冷凍血液センター
ページ範囲:P.982 - P.989
文献購入ページに移動冷凍保存された血球が解凍後に果たして,輸血,あるいは移植に役だつかどうかを判定するのが臨床検査である.
6年前の1965年,冷凍血液が本邦に紹介されたとき,隅田はその輸血の可能性をどうやって判定してよいのかについて考え悩まされた.あのころ,紹介者であるHugginsが1つでも2つでも,こうして処理してでき上がった冷凍血液を輸血する場合には,これこれの検査をして,万一こうであったならば,輸血に使用してはならないというような基準を説明してくれておりさえすれば,私たちはその追試に際してどんなに役だったかしれない.
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