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文献概要
Sennior Course 生理1
脳波記録時の患者への接し方
著者: 原俊夫1
所属機関: 1北里大・精神神経科
ページ範囲:P.1046 - P.1046
文献購入ページに移動1.患者はすべて不安をいだいている
われわれ自身が何かの病気で病院を訪れたとしよう.われわれは病院にはなじんでいるにもかかわらず,診察を受けたり検査されたりするときには不安になる.ましてや,一般の患者さんの気持は,なおさら不安であり,あるいはイライラしているに違いない.
このようなとき,病院勤務者すべての応待のしかたが,患者に対してどのような心理的影響を与えるかは容易に想像できるであろう.患者とは,決して単に‘病んだ臓器をもっている人’なのではなく,‘病んだ臓器をもって悩み,不安になっている人’なのである.すなわち,患者への接し方の根本は,患者を単に身体を病んだ人としてではなく,そのために悩み,不安をいだいている人としてとらえるところにある.
われわれ自身が何かの病気で病院を訪れたとしよう.われわれは病院にはなじんでいるにもかかわらず,診察を受けたり検査されたりするときには不安になる.ましてや,一般の患者さんの気持は,なおさら不安であり,あるいはイライラしているに違いない.
このようなとき,病院勤務者すべての応待のしかたが,患者に対してどのような心理的影響を与えるかは容易に想像できるであろう.患者とは,決して単に‘病んだ臓器をもっている人’なのではなく,‘病んだ臓器をもって悩み,不安になっている人’なのである.すなわち,患者への接し方の根本は,患者を単に身体を病んだ人としてではなく,そのために悩み,不安をいだいている人としてとらえるところにある.
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