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シリーズ・日常検査における機械化のくふう・11
血清コレステロールの比色測定におけるフローセル方式化
著者: 水野映二1 仁科甫啓1 小野弘毅1 北村元仕1
所属機関: 1虎の門病院臨床生化学検査部
ページ範囲:P.1146 - P.1147
文献購入ページに移動Zak-Henly変法によるコレステロール発色液は,水の40倍もの粘度をもっている.このような液体を汚染なく連続比色するためには,セルに到達するまでの距離をできるだけ短く,液流の乱れが起こらないような流路をくふうしなければならない.このために直線的なフローセルを設計し,比色計の下部から垂直に吸引チューブを導き,吸引液量4.5ml,吸引時間4秒,汚染率1.5%におさえることに成功した.このフローセルを用いた比色システムを説明する.フローセル部は図1に示した.各部分を次の順序で組み立てる.
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