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文献詳細

雑誌文献

臨床検査15巻11号

1971年11月発行

文献概要

Senior Course 生化学

成長ホルモン

著者: 石戸谷豊1

所属機関: 1東北大・中検

ページ範囲:P.1149 - P.1149

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 ラジオイムノアッセイは,血中ホルモンはじめ多くの血中微量成分を測定するうえに画期的な進歩をもたらした.成長ホルモン(GH)の測定もその1つで,原理は前号で述べたインスリン測定と全く同様である.
 このように下垂体前葉ホルモンのうちでGHが最も容易にルーチン化されたのは,GHの精製が容易なこと,分子量2万1500で抗体を作ることがやさしいこと,測定感度がよく,測定の特異性に問題が少なく,血漿の抽出を必要としないこと,さらに予備能の判定にインスリン刺激試験,アルギニン負荷試験などのすぐれた検査法が開発されたことによる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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