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Senior Course 生化学
成長ホルモン
著者: 石戸谷豊1
所属機関: 1東北大・中検
ページ範囲:P.1149 - P.1149
文献購入ページに移動 ラジオイムノアッセイは,血中ホルモンはじめ多くの血中微量成分を測定するうえに画期的な進歩をもたらした.成長ホルモン(GH)の測定もその1つで,原理は前号で述べたインスリン測定と全く同様である.
このように下垂体前葉ホルモンのうちでGHが最も容易にルーチン化されたのは,GHの精製が容易なこと,分子量2万1500で抗体を作ることがやさしいこと,測定感度がよく,測定の特異性に問題が少なく,血漿の抽出を必要としないこと,さらに予備能の判定にインスリン刺激試験,アルギニン負荷試験などのすぐれた検査法が開発されたことによる.
このように下垂体前葉ホルモンのうちでGHが最も容易にルーチン化されたのは,GHの精製が容易なこと,分子量2万1500で抗体を作ることがやさしいこと,測定感度がよく,測定の特異性に問題が少なく,血漿の抽出を必要としないこと,さらに予備能の判定にインスリン刺激試験,アルギニン負荷試験などのすぐれた検査法が開発されたことによる.
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