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文献詳細

雑誌文献

臨床検査15巻12号

1971年12月発行

文献概要

特集 酵素検査法 生化学

α-ヒドロオキシ酪酸脱水素酵素(HBD) α-Hydroxybutyric acid dehydrogenase

著者: 高木康史1

所属機関: 1聖路加国際病院臨床病理科臨床化学

ページ範囲:P.1199 - P.1201

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いとぐち
 国際生化学連合酵素委員会報告(1965)によれば,酵素番1.1.99.6号,系統D-2-Hydroxyacid:(acceptor)oxidoreductaseである.
 Elliott1)らによって命名されたもので,LDH-アイソザイム中の最も早く易動する分画が心筋硬塞に特異的であり,α-ケト酪酸をすみやかに還元する性質をもっているからである.HBDとLDHの異同が問題になるが,確実に同一であると証明した報告はまだないようである.従来のGOT,GPT,LDH測定値よりも心筋硬塞に対して特異性が高く,異常値を示す持続期間の長いことも報告されている2).予後の判定に役だつとして用いられるようになった

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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