icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査15巻12号

1971年12月発行

文献概要

特集 酵素検査法 生化学

グルタミン酸脱水素酵素(GDH) Glutamate dehydrOgenase

著者: 玄番昭夫1

所属機関: 1群大・中検

ページ範囲:P.1215 - P.1218

文献購入ページに移動
いとぐち
 グルタミン酸脱水素酵素(Glutamate dehydrogenase,GDH)はグルタミン酸を酸化的に脱アミノし,α-ケトグルタール酸にする酵素である.すなわちグルタミン酸からα-ケトグルタール酸となる経路の1つであり,そしてもう1つの経路がよく知られたGPTとGOTである(図).この3つの酵素(GDH,GPT,GOT)により,生体内のグルタミン酸はα-ケトグルタール酸に変わり,そしてTCAサイクルへとはいっていく.またこれらの反応はすべて可逆的でもあるから,反対にグルタミン酸の生成の道でもある.すなわち,たとえばGDHのときは,
α-ケトグルタール酸+NH2+NADH+H⇄グルタミン酸+NAD+H2O……(1

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?