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特集 酵素検査法 病理
切片作製法
著者: 下里幸雄1 小出勉1 池田みな子1
所属機関: 1国立がんセンター第3病理室
ページ範囲:P.1304 - P.1308
文献購入ページに移動酵素の種類あるいは検査の日的に応じて,生の組織を用いるか,固定した組織を用いるか,あるいは真空凍結乾燥を行なった組織を用いるかが決まってくる.また光顕レベルでの所見で十分なのか,さらに超微構造との関係を知るべく電顕的方法を用いるべきなのかによって切片作製法も当然異なってくる.凍結乾燥試料の薄切法は,パラフィン切片作製法にほぼ準ずるので省略し,ここでは光顕用の凍結切片作製に重点をおいて述べてみよう.
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