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特集 酵素検査法 病理
α-グルコシダーゼ a-Glucosidase
著者: 佐々木光雄1
所属機関: 1熊本大・病理
ページ範囲:P.1310 - P.1311
文献購入ページに移動α-グルコシダーゼの作用と組織化学の応用
α-グルコシダーゼはα-配糖体結合に作用して加水分解する酵素で,おもにマルトースその他のオリゴ糖を基質として作用するものと理解されているが,この酵素はグリコーゲンのごとき多糖にも作用してブドウ糖を生ずる.
本酵素が臨床医学上最も問題になるのは,この酵素の先天性欠損症が,いわゆるPompe病(type II glycogenosis)として知られる著明なグリコーゲン蓄積症を起こすことによる.したがって本酵素の生物学的機能としてはグリコーゲン分解能が重要なもののごとく考えられる.
α-グルコシダーゼはα-配糖体結合に作用して加水分解する酵素で,おもにマルトースその他のオリゴ糖を基質として作用するものと理解されているが,この酵素はグリコーゲンのごとき多糖にも作用してブドウ糖を生ずる.
本酵素が臨床医学上最も問題になるのは,この酵素の先天性欠損症が,いわゆるPompe病(type II glycogenosis)として知られる著明なグリコーゲン蓄積症を起こすことによる.したがって本酵素の生物学的機能としてはグリコーゲン分解能が重要なもののごとく考えられる.
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